今を遡ることおよそ半月前、5月5日のことである。
いやちょっと待ってもう少し遡るわ。
おそらく4月半ばぐらいのことである。
大体いつものメンバーとSkypeでくっちゃらぺっちゃらしていた時のこと。
唐突に僕は話題を変え、以下のように切り出した。
甘
「GWの組織オフって誰が来るか決まってるの?」
鉄(鉄くずさん)
「さぁ…」
こげ
「さぁ…(むかつく声で)」
テリー
「さぁ…」
あなす
「さぁ…」
AU
「甘茶さん、バカじゃねぇのぉ~?」
甘
「まぁコンキリさんは呼ばなくても来ますよね。」
オフ会半月前になっても予定がまるで決まっていなかったのだ。
以後、『僕が』まじんさんに連絡取ったりワイエスさんにオフ会の予定を伝えたり。
アレだな、お前らはもっと俺を褒めるべきだ。
まぁ一旦予定を決めてしまえば後は早いもんです。
なんだかんだ言ってもフットワークは軽い。
ちなみに僕は予定があったので5日だけ参加することに。
理由は↓
鉄
「5日にコミティア行こうと思ってるんですよ。」
甘
「僕をオフ会に連れてって(代表作)」
かくして、3年半ぶりの同人誌即売会参戦である。
へへへ…懐かしいぜ…幾多の綺羅星のような英傑たちの屍を踏み越えた、
血で血を洗う悲劇の戦場へとまた舞い戻ることになっちまうとはな…
欲する物を何一つとしてこの手にすること叶わなかった、若き日の苦い思い出よ…
悔しさで枕を濡らしたあの悪夢を俺はまだ忘れちゃいねぇ。
二度と刃を交わすことも無いだろうと半ばリベンジを諦めかけていたこの老兵に、
ソルジャー達との再戦のチャンスをくれた彼、「鉄くず」もまた若きソルジャー…
よぉし俺に付いて来い!
戦場での心構えってやつを叩きこんでやるぜ!!(*・ヮ-)o
━━半月後━━
5月5日当日。
高揚感を抑えられない俺の朝は早かった。
昂りすぎてKOFの七枷社みたいに「フォォォォォォ…!!!」とか言ったり、
あまりにも時間がありすぎて出かける前にオナニーしようか本気で悩んだり。
だが戦いの前に余計な体力を消費するわけにもいかず、
ここは鋼鉄の戦者の如き精神力で耐えぬく。
そうこうしている内に時間も押してきたのでいそいそと出発することに。
現地集合なので会場までは気楽な一人旅である。
否、そう思っていた。
俺はまたしても己の甘さによって、戦士達に致命的な遅れを取ることになるのである。
国際展示場に向かうにつれ、徐々に増え始めるオタクソルジャーの皆さん。
彼らは皆、一様に数人でユニットを組んだ小隊編成であり、
国際展示場への単独突破を狙う無謀な輩は俺を除いてほぼ皆無。
甘
「バカめ!徒党を組んだとて所詮は小僧どもを寄せ集めた烏合の衆…
人数を生かす数々の陣形などご存知ありますまい!?」
直後、バカは俺のほうだと思い知らされる。
ヤツらは魚鱗や鶴翼、雁行の陣を駆使し、巧みに俺の進行方向を遮るのだ。
いかに単騎で機動力に優れようともこれではどうしようもない。
でも…あきらめるのょくなぃって…あまちゃゎ…ぉもって…
甘
「あ、余裕で間に合うなこりゃ。」
普通に歩いた。
そんなわけで想像以上の余裕を持って国際展示場駅に到着!
さぁ鉄ちゃんに連絡DA!
鉄
「40分くらい遅れます。」
どういうことだよ誰だよ12時待ち合わせっつったヤツは出てこいよ!
と、ただ待っていても仕方ないので道行く女の子を観察がてら一服。
いやぁイベントがイベントだけに若い子が多いなぁ。
フフフ…長さといい…細さといい…足首の締り具合…最高じゃぁ…
思わず後をついていこうかと思ってしまったが、ここも持ち前の精神力で耐える。
40分が経とうかというとき、鉄さんから新たなメールが。
お、到着したかな?思ったより早
鉄
「更に遅れます。」
/⌒ヽ
\ ⊂[(_ ^ν^)ドウイウコトダッテバヨ!!
\/ (⌒マ´
(⌒ヽrヘJつ
> _)、
し' \_) ヽヾ\
丶 _,,,,_
/,'3 `ァ ( ビターン!
`ー-‐` (⌒
⌒Y⌒
なんでも新橋で乗り継ぎが遅れたとのこと。
仕方ないので人間観察の名を借りた視姦を続行。
続きます。
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